2012/08/07

富士登山(〜頂上〜下山)



















8合目から下界を望む、
5合目まで車で来たとはいえ、大した所まで登って来たものだ。

山登りも草刈りと一緒で、これからの工程を見てはガックリ来てしまう、
ここまでの成果を確認して元気を出すべし。

…とはいえ、8合目を過ぎてからは酸素不足を身体で感じる。

足が面白いように前に出なくなり、ちょっと動くとすぐに呼吸が苦しくなる。

立ち止まって息をととのえ、つづら折りの次のコーナーまで歩いてはまた停まるの繰り返し…
立ち止まらずに登り続けているランナー達がどれだけ鍛えられているか、我が身のふがいなさで良くわかる。

















 頂上直前は、再び、手をつくような急な岩場。

 そういえば、前回の富士登山の時には、そのあたりではまだ夜明け直後でかなり寒く、週末だったために大渋滞で頂上目前にして長時間待つ事になった。

それに比べれば、今回は日も高く、渋滞も無く、登山競争応援の勢いで、何とか頂上にたどりついた。

















頂上は、急に別世界、
山頂に到達した達成感でほっとした人々で賑わっています。

浅間大社奥をまずはお参り。

前回は余力なく出来なかったお鉢巡りを今回こそはと意気込んでいたものの、この時すでに12時半、
5合目から5時間も費やしてしまっているので、1時間かかるお鉢巡りは断念、
またも3775m地点に到達せずに帰路に。

下りもあなどれないのが富士山。

















岩と砂の急斜面、すぐに膝が笑い出す。

ランナー達が走って下っていった後、自分はソロソロノロノロと下って行く。

延々続くつづら折りを上から見下ろしてしまうと、絶望的になるが、抜け道はどこにもなく、ただただ降りて行くしかない。


登りと同じように、コーナー毎に休みを入れるようなペースになり、何とか6合目に付いたのは3時過ぎ。

行きは何でも無かった駐車場と6合目の間が、長く長く感じられる。

















それでも、緑が豊かになり鳥の声を聞くと、下界がもうすぐだと実感。

空気も重いし、気温も高くなってくる。

観光客でごったがえしている、五合目の小御岳神社でお礼のお参りをして、終了。


















遠くに見える山頂に、さっきまで自分が居たとは、信じがたいが、驚いた事に、また登りたいと思っている自分であった。

とはいえ、特に下山の際は、一歩一歩で富士山を崩しているようで、自分一人が登る事が富士山に大きな負担をかけていることを感じた。
5合目まで車を乗り付けたのも、どれほどの悪影響をおよぼすか。

勝手に富士登山自粛を心に決め、充実感をお土産に帰途についた。

35度近い空気の重苦しい下界再び、
でも、遠くに見える富士山の山頂が近くに感じられる。

夏休み、これからどれほど沢山の人達があの山頂を目指すのか。


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